①生地

○生地について
現行レギュレーションでは道着の生地に関して、綿または綿に近い素材で作られていることのみの記載であったが、IBJJF2024レギュレーションでは合成繊維を混ぜるケースの割合上限が追加される。

○生地の重さ(gsm)について
・生地の重さ(gsm)とは1平方メートル（1m×1m）あたり何グラムかを表したもの。
「g/㎡」と同じ単位。

・パンツの生地に表記されているoz(オンス)は　1oz≒33.7gsm になる。

○生地の重さに関する制約
新たに追加された、生地の重さに関する制約はコチラ。

oz表記のパンツについては7oz（237gsm）もしくは8oz（271gsm）が規定範囲内となり、従来広く採用されてきた10oz(339gsm)のパンツはIBJJF2024レギュレーションでは規定外になる。

○組成表示
・組成表示とは、生地の素材、割合、重さ(gsm)等を示すもの。

・IBJJF2024レギュレーションでは上着の内側とパンツの内側、それぞれ所定の場所に組成表示を付加することが推奨されている。

・ブランドラベルについてはラベルの長さが8cm以内とする制約が追加される。

なおブルテリア製品で「IBJJF2024準拠」と記載されている商品は、上記の生地条件を満たしています。特に生地について自身で判断するのは容易ではないため、このような商品を購入することをおすすめします。

②長さ

○上着袖口の長さ
腕をまっすぐ伸ばした時、手首から袖口までの長さは従来は5cm以内という規定だったが、IBJJF2024レギュレーションは2cm以内となる。

○パンツ丈の長さ
足のくるぶしからパンツの裾までの長さは従来5cm以内という規定であったが、IBJJF2024レギュレーションは2cm以内となる。

○まとめ
従来はチェック時に腕の伸ばし方を調整したり、パンツの位置を下げたりという形で対応できるケースもあったが、2cmという厳しい規定になることで試合開始時などに止められる可能性が想定される。

○上着補強
⚫︎肩、脇、裾カット部分は補強可
⚫︎上着の袖は袖口補強幅は2.5cm以内で袖口以外の補強は禁止
⚫︎上着の裾は裾口補強幅は2.5cm
（※上着の裏地に関しても許可範囲が明記されており、全面裏地は禁止される。）

○パンツ補強
⚫︎パンツの裾口補強幅は2.5cm以内
⚫︎パンツのウエストバンドの補強幅は5cm以内
⚫︎パンツの膝裏補強許可エリアはパンツの裾から10cmより上